看護師として初めて働き多くを学んだ精神科病棟

看護師として転職を考える時、ふと看護師として働き出した新人時代のことを思い出したりしませんか?
今となっては笑い話ということもありますが、その当時は真剣に悩んだし落ち込みもした様々なエピソードたち。
そんな新人時代のエピソードには、看護師としての初心や理想のようなキラキラ輝くものを垣間見ることができます。
このホームページで新人看護師時代の思いを覗いてみてください。


東京都/30代/女性
精神科病棟 閉鎖病棟1年、開放病棟1年、デイケア1年

現在は退職して2人の子どもがいる専業主婦です。

新人看護師として精神科に配属

看護師として初めて働いた職場が、公立総合病院の精神科病棟閉鎖病棟でした。
新人一年目にして精神科配属ときいたときには「げっ!」と思いました。
内科や外科と違い、離職率も高く、職員が病気になる確率も高いと聞いていたからです。
けれども、スタッフ同士結束力も高かったので、コミュニケーションが多く職場環境はいい方でした。
また、他の科と違って、建物が違い、中がとても暗くなりそうな雰囲気の中で、スタッフが明るい雰囲気をつくろうという意識がとてもありました。
午前中の人の出入りが多く、活動も多い時間がすぎ、午後の食事、薬、お風呂、活動がすぎればミーティングがあります。
上司とのコミュニケーションがとてもしやすく、上司も話しやすい環境を作ってくれていたと思います。
看護師長も同じように患者さんと接していたので、患者さんの相談もしやすかったです。

精神科の難しさを痛感した新人看護師時代

精神科は手術の失敗や病気でなくなるというより、退院してからの自殺が多いです。
退院した患者さんが亡くなったことを知らされた時は、実感がわかずしばらくぼんやりとした業務をこなしてました。
しかし、いつも外来にきている患者さんが来ないなぁ、という実感がわいてくると、とても寂しいというか精神疾患という病気を改めて考え直すきっかけになりました。
外見からでは全く感じさせない患者さんの悲しみや苦しみは、やはり毎日接していてもわからないものだと、改めて思った出来事です。

精神障害手帳手続きで大きな失敗をする寸前

精神障害手帳の手続きで、患者さんの病状を書くところを初めて文書に書かせてもらって、公共に提出するものですが、上司がたまたま書類をみつけ確認したところ、「とてもじゃないが提出できる文章ではない」など最初からやり直しとなりました。
たまたま上司の人にチェックしてもらえたので良かったですが、今思うと、補助金がでるかでないかのことでしたのでその人の人生に関わる失敗をしてしまうところだったと、冷や汗を書いたのを覚えています。
その時は、上司の人に一緒に謝っていただいて、土日返上で文章作成をしました。

患者さんの進歩が看護師の励みに

精神科はとてもきつい仕事です。
同僚看護師でしたが、勤務中トイレにこもり、泣いて一時間くらいでて来なかった人もいました。
看護師同士の何気ない日常会話と、患者さんとの楽しい会話がないととても気が滅入ると思います。
そして、治るということがなく退院となります。
そんな中でも長い時間をかけると、自分だけに気をゆるしてくれたり、笑顔をみせるようになったり、会話ができるようになったり、少しずづだけれども進歩があります。
その進歩を見つけられるようになると、ちょっと頑張ってみようかな、と思えると思います。